国際会計基準の歴史
国際会計基準が確立していった経緯を紹介しましょう。
国際的な会計基準が必要ではないかとして委員会が発足したのが1973年。
国際会計基準委員会が設立されたことで、それまでは自国基準で財務会計をしていたものに世界基準での対応が必要であることが示唆され始めています。
2000年には証券監督者国際機構(IOSCO)が「IASC2000基準書」の支持を表明し、国際会計基準の重要性が説かれます。
そして、国際会計基準の採用を進めてきた国際会計基準に委員会は改正を経て、国際会計基準審議会へと変身したのが2001年のことになります。
新しい機関になり、より公正な国際基準の確立へと努力が続けられました。
そうして2002年には地域の上場企業に対して欧州連合(EU)が採用を義務化し、強制適用となりました。
以後は世界各国でも適用が検討されています。
世界的な基準ともなる存在である国際会計基準は、グローバル化が加速している現状に受け入れられ、採用する国の数は増加を辿っているようです。
2005年のEUについで、オーストラリア、南アフリカも同年に導入を決めています。
更に中国が2007年、カナダとチリが2009年に採用しています。
世界屈指の経済大国であるアメリカも数年内には適用についての決定が下される運びになっていて、日本も議論が交わされ、2012年には適用すべきかどうかの判断が下される予定にあります。
国際会計基準の採用には、適用に向けた複雑な問題があることもあってか、すぐには採用決定とはならないようですが、メリットの多いルールだけに今後も採用する国は増えていくことが予想されるでしょう。